横型の湿式分散・粉砕機(ビーズミル)であるダイノーミルECM型は、アクセレレーターを採用した次世代高性能のビーズミルです。
立体構造のアジテーターであるアクセレレーターにより、ビーズに均一で高い運動エネルギーを与えるとともに、同容量のKDシリーズと比較した場合、5~10倍以上の流量アップが可能になりました。 この特性を生かした大流量循環運転を行うことにより、微粒化が要求される難分散の処理物や従来機では達成できない粒径までの超微分散、パス回数を多くすることによりシャープな粒度分布を実現します。
大流量運転・高粘度液処理・微小ビーズに対応!!
ビーズがシリンダー内で理想に近い均一な分布!!
DSEアクセレレーターにより、セパレーターのビーズを強制循環
スクリーンセパレーターを覆うDSEアクセレレーターによって、スクリーン上に滞留するビーズをシリンダーに向かって勢いよく加速させます。そのビーズは、シリンダーに衝突した後に反転壁に沿ってスクリーン上に戻るという強制循環を繰り返します。この強制循環により、ビーズパッキングやスクリーンの目詰まりの発生を抑えることが可能になりました。
1 処理液入口 / 処理液出口
2 DYNOアクセレレーター
3 グライディングシリンダー
4 スクリーン周りのビーズ強制循環
5 反転壁
6 スクリーンセパレーター
7 DYNO-DSEアクセレレーター
8 ビーズの動き(内部循環)
ECM-AP型の特徴
・ナノ分散から粗粉砕まで、目的に応じたφ0.1~1.25mmのビーズが使用可能
・アクセレレーターにより、φ0.1mmビーズが周速3m/sという超低周速でもシリンダー内で均一に運動
・1軸のスクリーンセパレーター仕様において、φ0.1mmビーズの使用が可能
・横型のためビーズが重力の影響をほとんど受けず、ビーズがシリンダー内で理想に近い均一な分布
・DSEアクセレレーターによる強制循環により、スクリーン上にビーズが滞留しないので、スクリーンの高寿命化を実現
・従来機と比較して、大流量運転や高粘度液の処理が可能
ECM-AP05型とECM-AP2型の実機テストができます。(最小1Lからテスト可能)
機 種 |
実容量(L) |
モーター(kW) |
参考流量(l/h) |
---|---|---|---|
ECM-AP 05 | 0.52 | 3.7 | 1 - 150 |
ECM-AP 2 | 1.9 | 11 | 10 - 600 |
ECM-AP 10 | 9 | 37 | 100 - 3000 |
ECM-AP 20 | 21 |
55 |
300 - 6000 |
ECM-AP 60 | 62 | 110 | 500 - 12000 |